幾何推論による組立作業の自動化へのアプローチ 組立作業は複数の部品を対象とし,それらの間の相対的位置関係を定める作業 である.部品の組付作業で特徴的な点は,部品相互の接触を利用して,形状や 部品位置の誤差を減らすことである.したがって,組立作業を計算機内でモデ ル化するためには,複数の部品をモデル化する機能のみならず,物体間の機械 的な接触を扱う機能が必要になる.そこで本研究では,幾何推論を応用して, 物体間の接触を扱う手法について述べる.