力・位置信号による組立作業状態のモデルをもとにした識別

A Model-based Recognition of Assembly Process States

部品の挿入過程では,部品どうしを接触させ,適当な面を参照面として案内を行なう.このとき部品の接触状態,すなわち部品の面がどのように接触しているかが変化する.部品の拘束条件は接触状態により大きく異なる.したがって,ロボットを用いて組立作業を行なうときは,単一の制御則では対応が困難になることがある.したがって作業の範囲を広げるためには,作業状態を認識し,それに応じて制御則や目標値の修正を行なうフィ-ドバックル-プが有効であると考えられる.そこで本研究では,作業状態の認識に焦点を当て,部品の幾何情報をもとに認識を進める手法を開発する.